【FF14】四聖獣奇譚を分析してみた 白虎編

今回はパッチ4.2から始まったサブストーリークエスト「四聖獣奇譚」のストーリーを分析してみました。

 

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【四聖獣奇譚 白虎編】

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クエスト名:鬼の棲む島
開始NPC:紅玉海(5.6:15.7) ソロバン
受注条件:メインクエスト「再会信じ紅玉海へ」をコンプリートしている。
※導入編とクエストはそのままです。

 

【登場NPC】

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【ストーリー】 

早速本題から。
今回は「白虎」のアラミタマを鎮めるらしい。f:id:jinbarion7:20181023173447p:plain
理解の早い子は好きよ、先生。
白虎は白くきれいな毛並みをしており、瑞獣の時点で他のものとはサイズ感が異なる。この白虎のアラミタマを解き放ち、暴走状態にする。その暴走状態の白虎を打倒することでアラミタマを鎮めるというなんとも荒療治な方法で鎮めるという。
ここでソロバンの鋭い一言。f:id:jinbarion7:20181023173520p:plain
確かにそうだ。別に封印しなくても、黄龍の暴走するアラミタマを抑え込めば、玄武や白虎のように人と話すこともできる。

しかし、黄龍の状態はそうではなく、黄龍はニギミタマを失っているという。
均衡が取れなければ~という話は導入編で触れたが、アラミタマとニギミタマがなければ自我を取り戻せないのだという。
図で表すとこんな感じかな?

f:id:jinbarion7:20181023175019p:plain黄龍はずーっとやばーい状態が続いているという感じかな。
そもそも封印以外に、討伐するという選択肢はないのだろうか・・・。

ヒカセンはヤンサで白虎を鎮めに、ソロバン・座敷童は玄武と修行のようです。

ヤンサに到着すると白虎が昔話を始めた。
白虎に誘われてこの場所にきたのに、開口一番「私はこの地にロクな思い出がない」と。
白い毛並みから同族からもヒトからも忌み嫌われてきた過去を持つ。にもかかわらず瑞獣となり長きに渡ってこの地を守ってきた。が、どれだけ命を守っても、あらゆる命にとっての脅威に変わりはない。

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なかなかにネガティブ発言を繰り返す白虎さん。これもアラミタマが乱れている所以なのだろうか・・・。

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白虎さんのアラミタマを封じ込めました。

アラミタマを鎮めたヒカセンを前に、白虎は1人の男を思い出し、昔話を続けた。
先ほど述べたように、白虎はその白い毛並みからヒトからは「災いの兆し」と畏怖され、同族からは爪弾きにされた。
群れることすら許されなかったため、山奥で孤独に朽ちていくことが己の定めだとまで思うようになっていた。
にも関わらず、種の寿命より外れ、百年の時を生き続けた。
そうなればさらに近づく者もなくなった。ある1人を除いては・・・。

ある日、縄張りに立ち入るヒトの気配を感じた白虎は、警告しようと姿を見せた。
するとその男は恐れることなくこう言い放った。
「我が臥所に立ち入る愚かなヒトの子よ、直ちに去らねば、その脆弱な四股を食い千切ってくれるぞ」
この言葉は、白虎がうなり声に乗せて発したはずの言葉だった。
その男は続けてこう言う。
「このテンゼン、どういうわけか己でもわからんが、童の頃より、獣たちの言葉が理解できるのだ!」
なら話が早い、と白虎は動揺を隠しつつ、
「喰われたくなくば、ヒトの里まで帰るがいい!」と、うなる。
すると、
「残念ながら吾輩に戻る処などありはせぬ。かように奇異な力を持って生まれれば、人から疎まれ恐れららる!それゆえ、今や天涯孤独よ!」笑って語った。

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「どうやら、我ら似た者同士のようでござるな!」

この言葉に、白虎は揺らいだ。これまで忌み嫌われていた存在であり、自分は孤独に朽ちていくとまで悟った。
しかし、同じような境遇でありながらも、それをさも自慢げに満ちたように笑って話すテンゼンに完全に心打たれたのであった。f:id:jinbarion7:20181023175419p:plain「誰かの寝息を聞きながら眠るというものは、存外心地がいいモノなのだな」

これまで孤独を貫き通していた白虎が、初めて感じた感覚。
ヒカセンも異能を持つ。もちろん、その異能に対して忌み嫌うものも出てきてはいるが、ヒカセンには「暁」という仲間がいる、信頼してくれる人がいる。同じ境遇でありながらも白虎とはまた違う物語を紡いでいたヒカセンにとっても、他人事のようには思えないエピソードであった。

少しほっこりした状態で、醴泉神社に帰った白虎とヒカセン。
アラミタマを鎮めたことで、白虎は妖力を使うことに集中できるようになった。

ソロバンが何やらブツブツ読んでいる。
これはなにかと尋ねたら、黄龍の再封印の助けをさせるための修行、だという。

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醴泉神社はいつになくにぎやかになっていたらしく、玄武はふとある感情を取り戻し、昔話をしてきた。

テンゼンの一生。
テンゼンは特殊な能力を持っていた。いわゆるヒカセンの「超える力」。当時は異端児として周りから忌み嫌われていたが、テンゼンは他者の視線など気に留めず、人々のために働いた。
ヒトを愛していたから、だという。
そんなテンゼンが命を落とす原因となったのが「黄龍」との戦い。当時の四聖獣は、黄龍と刺し違えるテンゼンを見ている事しかできなかったという。
テンゼンは最期の力を振り絞り、瀕死の黄龍を封じると、旅の末に手にした宝玉を四聖獣に手渡した。
四聖獣が瑞獣として裏返ることができたのも、テンゼンに託された宝玉の力ゆえであると白虎は信じている。
そのテンゼンの使命を受け継ぐため、あらんかぎりの妖力を用いて、醴泉神社を建立し、封印をより強固にしたという。

これほどまでにテンゼンについて語りたがる四聖獣を見ると、テンゼンと四聖獣たちの間に芽生えた太い絆が、細くなることなく長い時を経ても存在し続けていることが良くわかる。

まだまだ修行を続けるソロバンを負い目に、碧のタマミズのブンチン様に報告に参る。

 

【補足メモ】

 白虎の技名について

六十四卦を元に名前が組まれているのかなと推測。
風雷波動:六十四卦の42番目「風雷益」。
他人のことをよく考えましょうねっていうニュアンス?。
乾坤一擲:六十四卦の12番目「天地否」
運に任せてのるかそるかの大勝負をすること。(四字熟語の意味)
天雷掌:六十四卦の25番目「天雷无妄(ムボウ)」
自分ではどうにもできないことあるけど、そんな時期もあるしやるべきことやっていこ?っていうニュアンス。
雷火一閃:六十四卦の55番目「雷火豊」。
豊かで頂点にあるときは、道は続いていくでしょうっていうニュアンス。

無間地獄:八大地獄の一つ。「十六小地獄」の総称。地獄の最下層に位置する。
殺生とか父母殺害とかを犯した者が落とされる地獄。

技名を見ても、これが何を意味するかは分かりませんが、白虎は鋭い攻撃をしながらも、「これはヒカセンと一緒に歩んでいくためには協力する必要がありますよ」的なのを暗に意味しているのかもしれません。
※あくまで僕の考えです。インターネッツで適当に調べただけですので。


さにすとの一言
白虎とテンゼンのエピソードはかなり心に来るものがありました。
自分では「一生孤独に生きていくんだ」と思い込み、日々それを受け入れつつも、どこかに「そうでなければいいなぁ」と思う気持ちが隠れていると思います。
そのひび割れた中心点を貫くテンゼンにより、その思いは瓦解していく。単純な一言なんだけど、白虎の心に響く一言を言えるテンゼンという人の純粋さが理解できなような気がしました。四聖獣奇譚はまだ続きますが、テンゼンという人の温かさを十分に理解できるストーリー展開になっています。


次回、四聖獣奇譚 ガンエン廟編です。

 

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【四聖獣奇譚リンク】 

四聖獣奇譚 導入編
四聖獣奇譚 ガンエン廟編
四聖獣奇譚 朱雀編
四聖獣奇譚 青龍編
四聖獣奇譚 最終章